2015年2月12日木曜日

「ゼロ秒思考」の赤羽雄二さんにメールして、そのレスポンスの速さに驚いた話

先週2月6日に、BBT大学のイベントで「ゼロ秒思考」の赤羽雄二さんのセミナーに参加してきました。
今日は、その後の赤羽さんとのメールのやりとりについて、公開したいと思います。
(公開に関しては、赤羽さんの許可を得ております)

当日の感想はこちら
「ゼロ秒思考」の赤羽 雄二さんのセミナーに参加してきました!

セミナー終了間際、赤羽さんから、

「今日の感想、発見、質問等をぜひメールして下さい。その他、どんなこともでも構いませんので、メールを頂ければ、すぐお返事します。」

とのお言葉があったので、実際にメールしてみました。
内容は、セミナーの感想や質問に加え、私が大学院の卒業論文で作成している新事業の事業計画書に対するコメントのお願い。ちょっと(というか、かなり)図々しいかなと思いつつ、もしコメントを頂けるなら、こんな機会は二度と無い!と思い、思い切ってメールしてみることに。

古波鮫よりメール(2015年2月11日0:58)

(一部引用)
BBTの卒業論文の事業計画書を元に、起業を検討しています。
大変図々しいのですが、事業計画書について、赤羽さんのコメントを頂くことは可能でしょうか?
正直、恥ずかしいですしおこがましいのですが、プロのご意見をお聞きできればと考えております。
失礼かとも思ったのですが、メール往復の時間を奪ってしまうのも申し訳ないため、
エグゼクティブサマリーと事業計画書を添付しておきます。
コメント等は不可という場合は、添付資料は破棄して頂ければと思います。

古波鮫 大己

すると、なんと1時間後に返信が!!

赤羽さんより返信(2015年2月11日 2:03)

古波鮫さん(ぜひさん付けでお願いします。堅苦しくない方がよいと思いますので)
どうもありがとうございます。
(中略)
事業計画ですが、大変に頑張って作成されたと思います。なぜこの事業が成功するのか、という点、こちらでいう価値仮説、成長仮説をそれぞれ 1000字で書いて送っていただけますか?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36828

赤羽雄二

深夜にも関わらず、1時間ほどで返信が。しかも、こちらの図々しいお願いに対し、嫌な顔一つせず、フィードバックを頂けました。この後も、返信頂けたことやコメントへのお礼や、さらなるコメントなど、数回のやりとりをさせて頂きました。
そして私は、1日がかりで事業計画の価値仮説、成長仮説を書き上げ、赤羽さんにメール。

古波鮫よりメール(2015年2月8日 0:07)

早速、価値仮説と成長仮説を作成してみました!
価値仮説は書きやすかったのですが、成長仮説は難しいですね。
何度もメモ書きでチャレンジしてみましたが・・・。
お手数なのですが、ご確認頂けると幸いです。

古波鮫 大己

すると、早速返信を頂きました。

赤羽さんより返信(2015年2月8日 0:27)

どうもありがとうございます。
価値仮説は、●●が本当に劇的に上がるのかをわかりやすく伝える必要があります。
まだ競合に負けず、古波鮫さんの事業が伸びていくことも価値仮説に書く必要があります。

赤羽雄二

なんと、深夜0時過ぎにも関わらず、わずか20分で返信が!
私以外のメールも沢山あるはずなのに、返信のスピードの速さに、本当に驚きました。
その後、半日かけて価値仮説を修正し、15時過ぎに送付。
すると、16時30分に赤羽さんから返信が!日曜の午後に、わずか90分で返信がくることに、再度驚くと共に、私も急いでいたため、非常に助かりました。

赤羽さんより返信(2015年2月8日 16:36)

古波鮫さん
どうもありがとうございます。
価値仮説は読んだ時、「なるほど、そうやるのか、それなら顧客・ユーザーが飛びつくな」と思えるように工夫がちりばめられていないといけません。
今の書き方だと、レシピを見せられてすごくおいしいはずだからおいしいと思ってくれ、みたいな感じで、本当かどうか判断できません。
言いかえると、子どもが夢中になるどういう工夫があるのか、それがポイントになります。

赤羽雄二

うーん、結構頑張ったつもりだったのに、ダメなのか・・・。
自信があっただけに、かなり凹みましたが、妥協せず、フィードバックを頂けることに感謝しつつ、再度修正することを決意。
とはいえ、赤羽さんのコメントから考えると、そもそも価値仮説の書き方がなっていない、という気がしてきます。
そこで、ウチの嫁さんにも価値仮説を見てもらって、競合他社のサイトと比べてもらいながら、どこが分かりにくいか、徹底的にダメ出ししてもらいました。
さらに、その日届いたばかりの赤羽さんの著書「7日で作る 事業計画書」を読み込みます。
(この本も、本当に参考になるので、別途ご紹介したいと思います)

価値仮説について記載されている230~231ページを、何度も何度も読み返した結果、ようやくダメな部分が分かってきました。自分の価値仮説は、価値が抽象的で、ベネフィットが分かりにくい。
それに気づいてからは、急いで修正して、再度赤羽さんに送付。

古波鮫メール(2015年2月8日 22:38)

赤羽さん
何度もお時間頂いてしまいすみません。
さらに価値仮説を修正してみました。
ターゲット像やその不満をクリアにし、提供価値における工夫を具体的に書いてみました。
お手数なのですが、ご確認頂けると幸いです。

古波鮫 大己

すると、わずか20分でお返事が!

赤羽さんより返信(2015年2月8日 22:59)
古波鮫さん
どうもありがとうございます。
だいたいいいのですが、この次はPCベース等でささっとMVPを作り、実際に教えてみて本当にそうなのか、もっとすべきことがないか確認するのが いいですね。

赤羽雄二

うおー!!!なんとか認めてもらえたーーーーー!
卒論発表直前に、赤羽さんにOKと言ってもらえたことに、一安心。そして赤羽さんにお礼のメール。

古波鮫よりメール(2015年2月8日 23:23)

赤羽さん
ありがとうございます!
最初のステップをクリアでき、嬉しいです。
(中略)
また、明日、BBTの卒論発表なのですが、この2日間のやりとりで、内容がぐっと良くなりました。
こんな短期間で内容がよくなったことに驚きです。
赤羽さんとのやりとりを、Facebookやブログに書いてBBT生とシェアしたいのですが、宜しいでしょうか?
ご検討頂けると幸いです。

古波鮫 大己

よし、これで風呂入って寝よう。と思ったら、受信トレイに動きが。

赤羽さんより返信(2015年2月8日 23:26)

もちろんシェアしてください。

この2日間のやりとりで、内容がぐっと良くなりました。
こんな短期間で内容がよくなったことに驚きです。
→ どうよくなりましたか?

赤羽雄二

わずか3分で返信が。これは、負けていられないと思い、再度メールを作成することに。

古波鮫よりメール(2015年2月8日 23:48)

赤羽さん

シェアの件、ありがとうございます!

良くなった点は、2つあります。
1つは、ターゲット顧客像、そしてターゲット顧客が抱える不満がより明確になり、ブレなくなった点です。
赤羽さんからのフィードバックを受けたあと、改めて自分のやりたい事業は、いったい誰の問題を解決するためなんだろう?
という「そもそも論」に立ち返って考えなおしてみたんです。
そうすると、この事業を考えたきっかけを思い出すことができ、スムーズに顧客像と不満を記述することができました。

もう1つは、提供価値のリアリティが増したことです。
改めて見返してみると、OKを頂く前の提供価値は、抽象的で、「何か解決できそうだけど、よく分からない」という内容でした。
顧客の不満がより明確になった部分が大きいのですが、その不満を具体的にどう解決するのか、
という点を提供価値に盛り込んだことで、リアリティが増したのだと思います。
この辺りは、「7日で作る事業計画書」の230~231ページを何度も読み返したことで気付くことができました。

上記2点が良くなったおかげで、明日の質疑応答でもブレずにやりとりできそうです。

ちなみに価値仮説については、WEB上でもあまり情報がないため、赤羽さんの上記書籍が一番のヒントになりました。
私のいるLIXILでもそうなのですが、「提供価値」や「価値づくり」について詳しい人も、中々いないんですよね。
価値分野は、良いWEBサイトや書籍もなく、ヒントをなかなか得られなかったので、赤羽さんの書籍を知ることができて非常に助かりました。
(この価値仮説と成長仮説にフォーカスした書籍があったら、間違いなく買うと思います)

今回のアドバイスももちろんのこと、こんなに行って良かったと思うセミナーは初めてです。
本当にありがたく思っています。

古波鮫 大己

・・・という感じで、一連のやりとりが終了したのでした。

かなり長いブログになってしまいましたが、如何に赤羽さんの仕事のスピードが早いか、そしてそれについていくことで、如何にアウトプットの質が高まるかが、お分かり頂けたんじゃないかと思います。

図々しく、何度もメールを送ってしまいましたが、その度に赤羽さんから、素早く的確なアドバイスを頂くことができました。赤羽さんのメール返信の速さ、仕事の速さがホンモノだということを実感することができました。
ちなみに、赤羽さんとのやりとりを経て、自分の事業計画書はたった2日でブラッシュアップすることができました。そのおかげで、卒論発表は炎上することなく、無事終えることができました。

今後、赤羽さんの書籍やセミナー受講で、そのノウハウ・心構えを少しづつ身に付けていきたいと思っています。
赤羽さん、本当にありがとうございました!!

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