2015年11月15日日曜日

【ISL】靖国フィールドトリップ

今日もISL。
「日本の歴史を振り返る」ということで、午前中は靖国神社の遊就館へフィールドトリップ。
そして午後は「日本のこれからを考える」ということで、現役の議員さんとディスカッション。

靖国の遊就館は、初めて行きましたが、色々と考えさせられました。
沖縄の平和祈念公園とは真逆な感じで、両極端を経験できたことは、視野を広げる意味でも非常に有意義でした。
いつか広島と長崎、韓国と中国の記念館にも行く必要があると感じました。

現役議員さんとのディスカッションは、正直あまり期待していなかったのですが、非常に学ぶことが多かったです。
議員さんは、めちゃくちゃ勉強していて、歴史や文化への造詣がかなり深い。
まだまだ浅い知識で、深く物事を見る事が出来ていないと反省しました。

2015年10月24日土曜日

【ISL】社会学の視点から本質を捉える

今日も終日、ISLの戦略的リーダーシップ・トレーニングでした。

「社会学」の視点から、グローバル化の本質とは何か、日本社会が抱える構造的課題とは何か、その解決に向けた処方箋はあるのか、などについて議論し考えるセッション。

日本社会が抱えている課題は、構造的なものなので、解決は本当に難しいことを改めて認識させられました。

いやー、社会学って、ビジネススクールでもしっかり学ぶべきだなと思いました。
取り入れると、時代のトレンドを読み解く視点や、洞察力を身につけられる気がします。

少ない脳みそをフル稼働させたので、とにかく疲れました…。

2015年10月12日月曜日

【ISL】宗教に関するセッション

三連休最終日の本日、またまたISLのリーダーシップ・トレーニングでした。

今日は、「宗教」を、前東京工業大学教授の橋爪大三郎先生から学ぶ1日。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教に儒教、そして神道について、その成り立ちや経済社会システムに与えている影響について学ぶことができました。

本当に、本当に疲れましたが、宗教については一度しっかり学んでおきたかったので、非常に良かったです。
世界史は知らないことが多く、教養がないので助かります。



次回は、社会学です。

2015年9月27日日曜日

【ISL】経済社会システムを哲学の視点で捉える

今日も終日、ISLのリーダーシップ・トレーニング。
今日は、近代哲学の視点から、近代から続く経済社会システムの意義、本質、課題について考え、ディスカッションするというセッション。

哲学なんて触れたことも無かったため、事前課題図書にも相当苦労したのですが、哲学とは何か、ほんの少しだけですが理解することができました。

近代の歴史や、資本主義という経済システム、民主主義という政治システムを哲学の視点で捉えると、その本質が見えてくるあたりは、かなり勉強になりました。

BBTで大前学長から学んだ21世紀の経済原論に加え、去年仕事で進めてた「変化の予兆の探索」、それに今回学んだ事を組み合わせることで、現在の経済社会システムの姿や問題点、そしてその未来の姿がぼんやり見えてきた気がします。

今までこういった分野の勉強をサボってた分、知らないことばかりで、時間がいくらあっても足りないです…。

2015年9月25日金曜日

【ISL】連合の古賀会長とのセッション

今日は夕方からISLへ。

ゲストは、なんと連合の古賀会長!
経営者の立場として組合とどう向き合うか、非正規雇用の増加にどう向き合うか、高騰する経営者の年棒と広がり続ける格差についてどう考えるか、といった内容でディスカッションしました。

古賀さんは私が勝手に抱いていた印象とは異なり、日所非常に柔軟な考え方をされていて驚きました。
ただし、古賀会長が仰っていた「日本企業の強み」は、21世紀に入り、そして「答えのない時代」になった今、全く通じなくなっているのではないか、と感じました。そこは日本の「教育」が根本的な問題なので、根が深いわけですが。

大企業の「リストラ部屋」や派遣社員の雇い止めなどは、イチ企業だけの問題を超えて、もは社会問題化しています。大企業は、派遣社員を中心とする労働者を景気の調整弁として使ってきたわけですが、やっぱりそれが正しい姿とは思えないのも事実。
経営者としては、新しい会社を立ち上げるなど、新たな雇用を生み出す必要があると思いました。同時に、どの会社にもいる「スーパー派遣社員さん」みたいな方々にきちんと報いる事ができるような仕組みも必要。

そして、正社員はめちゃくちゃ価値を出していかないと。今の給料、待遇に甘んじず、圧倒的なパフォーマンスこそが正社員には必要、と強く感じました。

つい長くなっちゃいましたが、普段きちんと考えていなかった問題について考え議論する(しかも連合のトップと)、貴重な機会でした。

2015年6月15日月曜日

ISLの「戦略的リーダーシッププログラム」に参加することになりました

このたび、ISL(Institute for Strategic Leadership)の「戦略的リーダーシッププログラム」に参加することになりました。

特定非営利活動法人 ISL(アイ・エス・エル)

これまでの自社からの派遣者は基本的に40代で、若手の自分が選ばれるとは思っていませんでした。
日本を代表する経営者をはじめ、一流の講師の方々から直接学べる機会を頂けることに、非常に嬉しく思っています。
ずっとお会いしたいと思っていた方の講義もあるようで、めちゃくちゃ楽しみです。

今の仕事がかなり負荷が高い上、約10ヶ月のプログラム、かつ何度か合宿(オプションでインドツアー)もあって大変そうですが、せっかくのチャンスなので、成長できるように頑張ります!

3年前に会社派遣のMBAに落選して、かなり悔しい思いをしていたので、こういう会社派遣のプログラムに選んでもらえて、リベンジできた気分です(笑)

2015年6月14日日曜日

【BBT】自分なりのRTOCSへの取り組み方

BBT-MBAのメインコンテンツでもあるRTOCS(Real Time Online Case Study)。
どのMBAスクールでもケーススタディで学ぶことは多いと思いますが、BBTでは過去のケースではなく、「現実の企業が今まさに直面している問題が対象となって出題」されます(下記サイト参考)。

[教えて大前先生] RTOCS :プレジデントオンライン
http://president.jp/articles/-/9893

私は在学中、このRTOCSに最も力を入れ、結果として良い成績を頂くこともできました。
BBT入学を検討されている方、またBBT入学したけどRTOCSの進め方がイマイチ上手くいかない、という方の参考になればと思い、私なりのRTOCSの取り組み方について、書いてみたいと思います。


 RTOCSの基本的な進め方(あくまで私の場合)


ケースの題材は、政治家や自治体、上場企業にベンチャー企業と様々ですので、困惑される方も多いのではないかと思います。ただ、どんなケースであれ、基本的にはPSA(Problem Solving Approach)の手法で進めることが、一番良いんじゃないかと思います。
私は、このPSAの基本を常に意識しつつ、他の教科で学んだことを使いながら、RTOCSに取り組んでいました。

私は、企業のケースの場合、基本的には下記の流れで進めていました。

①リサーチ

  • 何はともあれ、ウェブサイトから何やってる会社か掴む
  • 東洋経済の業界地図を読む(業界を俯瞰するのに、かなり重宝します。最新版を毎年購入)
  • SPEEDA(有料データベース。BBTに入学すると無料で使える。)で、財務データ、競合データ市場データを一通り入手し、財務ツリーなどチャート作成。
  • その会社の有価証券報告書をざっと読む。
  • その市場について把握する。Google検索でpdfを指定して、レポート抽出。使えそうな情報、チャートをチェック。また、日経ビジネスやダイヤモンド、東洋経済などのWEB記事を検索。
  • 競合の記事も、ざーーーーっとWEBで探して読んでいく。
  • 分かったことは都度チャートを作成し、適宜AirCampusに発言と共にアップしていく。
  • クラスメイトと議論しながら、新たなチャートを作ったり、自分のチャートへの突っ込みやフィードバックをもらいながら、分析を深めていく。


②本質的問題の発見

  • 3C分析の結果をチャートにまとめてみて、過不足ないか確認する。
  • 3C分析を踏まえ、本質的問題は何かを明確にする。
  • 文書がイマイチしっくりこない場合は、それぞれの分析や分析の「ヘッドメッセージ」を見直す。


③方向性の決定

  • 本質的問題を踏まえ、その企業が取るべき方向性を検討していく
  • 中長期の大きな構想を考えつつ、短期的かつ具体的な打ち手の両方を検討する。
  • 方策検討はケースによってバラバラだが、基本的には大きな方向性からツリー展開して検討
  • M&A を打ち手とする場合には、バランスシートおよびキャッシュフローを見て、実現性をチェック
  • 打ち手検討にあたっては、社長の現状の立場や状況は考慮するが、性格や好みは無視。あくまで「自分だったら、どうするか?」なので。


④結論提出およびディスカッション

  • そのケースに対する結論を提出(チームなどはなく、個人で実施します)。
  • 結論には、結論サマリーに加え、本質的問題と打ち手の方向性についてコンパクトに記載(文章長すぎると、クラスメイトが読むのが大変なので、読みやすくなるように配慮)。
  • 作成した資料は、とりまとめて添付。
  • 出した結論に対する質問やツッコミを受けて回答しつつ、クラスメイトにも質問およびツッコミ。


⑤学長結論の視聴と振り返り

  • 当日夜に配信される大前研一ライブにて、学長結論を視聴。
  • 学長結論を視聴した上で、気づいたこと、反省点などを振り返り(これも発言します)。
  • 反省は常に、3つの視点(リサーチの過不足、本質的問題の差異、打ち手の考え方の差異)でチェック。
  • 特に、リサーチと本質的問題の差異については、どのプロセスが分かれ目だったのかを、具体的に明らかにする。自分が考えた本質的問題が、明らかにズレている場合は、猛反省。
  • 打ち手についての差異は、好き嫌いもあるので、一喜一憂しすぎない(あくまで学長結論はひとつの「解答例」であって、「正解」というわけではないので)。
  • ただし、学長の打ち手はかなり斬新な発想が多いので、それを自分のアタマの中にストックしていくようにする(パクる)。


 重要なのは、「本質的問題」を発見できるか?


全体として注意すべきなのは、本質的問題についてまとめず、リサーチからいきなり打ち手に進んでしまうこと。これ、意外なんですが、やってしまいがちです。

どんなケースであれ、「本質的問題」を発見することが、とにかく重要です。本質的問題がズレてしまうと、一見、斬新で良さそうな打ち手も、効果を発揮しないからです。ですので、上記振り返りでは、特に本質的問題の差異にフォーカスしていました。

私の場合、こうした振り返りが良かったのか、2年次のRTOCSでは、「本質的問題」はほぼ正確に捉えられるようになりました。学長案が全て正しいわけではないのでしょうが、思考プロセスが学長と同じようなプロセスになっていると、自分の思考レベルが向上していると実感することができます。こういった点は、学びへのモチベーションを維持する上で、非常に重要なことだと考えています。



 スケジュールについて


スケジュールについてですが、理想は③まで平日に出来ればいいのですが、私は無理でした 。
私の場合、①の分析チャートを平日にちょこちょこ作りつつ、不足分を土曜日中にやってました。時には日曜日になることも。

そして②の本質的問題の発見を、なるべく日曜日の朝イチには作り、③の打ち手の方向性について日曜日の午前中に検討して、結論提出。その後、④のディスカッション、というスケジュール感でやってました。

そして、日曜日の22時30分には大前研一ライブが配信されるので、元気な時はRTOCSの学長結論だけ見てから寝る、という生活をしていました。⑤の振り返りは、つい後回しにしがちなのですが、RTOCSにおいて最も重要な点ですので、なるべく月曜日中にやるようにしていました(毎週改善していかないと意味がないので)。



 自分の「型」を見つけることが大事


今回紹介したやり方は、あくまで私のやり方であって、これが合わない人もいるかと思いますし、この通りにやればOKというわけではありませんので、ご注意ください。
何よりも、試行錯誤しながら、自分なりの「型」を見つけることが大事ではないか、と思います。

また、在学中に作成したRTOCSの資料を見たい!というリクエストを受けることがあるので、別途公開し解説させて頂こうかと思っています。